■ ■ ■ TOP旅TOP> 池袋「ガンガンオンライン博」
Gangan-Online 5th Aniv. Expo ■ ■ ■

池袋「ガンガンオンライン5周年記念博覧会」

 中野での「魔法陣グルグル展」の感動も覚めやらぬ、2013年8月30日。「ガンガンオンライン」上や各アニメ系ニュースサイトなどで、「ガンガンオンライン5周年イベント」開催の第一報が流れた。サイン会開催などの目玉企画が紹介される中に、何と「魔法陣グルグルなどの原画展示」があるではないか!
 会場は東京都豊島区、池袋の「アニメイト池袋本店」8階とのことで、早速上京スケジュールを組み立てはじめる自分。この時点ではイベント内容もそれほど具体的には報じられなかったが、その後ガンガンオンライン上(公式サイト)や公式ツイッターアカウントなどで、撮影コーナーが設けられるなどの情報も伝えられ、気分は盛り上がるのであった。

 開催期間は2013年9月28日(土)から10月6日(日)までの9日間、訪問は最初の日曜、9月29日(日)。店舗が近年移転したのを忘れていて、とりあえず旧店舗の方へ行ってしまったりしたが、正午過ぎには無事到着。エレベーターは相変わらず混んでいるようなので階段で8階へと向かった。
 8階は、半分くらいがイベントスペース、残りがバックヤードになっているようで、会場の広さは広めの教室ほど。入ると正面はパーティションで仕切られて奥が見通せないようになっており、そこに看板とモニターが設置してある。モニターでは今回のイベントの目玉である「ばらかもん」アニメ化の紹介などを放映中。
 入口右側は物販スペースぽかったのでとりあえず左を向くと、ガンガンオンライン連載作家陣の5周年お祝い色紙が壁一面に掛けられている。ガンガンオンライン上でもお祝いのコメントとともに掲載されていたものの現物である。もちろん衛藤先生による、ニケとククリを色鉛筆で描いた色紙もそこにあった。WEBで見たものより発色鮮やかな印象ー。
 ちなみにこの色紙、公式サイト上のプレゼント企画の賞品になる模様。手に入れるのは誰だろう…。

 その先には「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」おみくじコーナー、右に曲がってパーティションの裏に回りこんだところに「ばらかもん」「月刊少女野崎くん」の等身大パネルを置いた撮影コーナー、そして…何やら魔法陣が。
撮影コーナー全景
 長い声のネコパネルは高さ1.5mくらい、良い感じの出来。上のニケとククリのイラストが、線の太さがアンバランスなのがちょっと惜しいかな…。あまり昔の絵から持ってくる訳にもいかないのだろけど。
ギップルぬいぐるみ
 上空の不審物はこんな感じ。2000年発売のクレーンゲームプライズのぬいぐるみに、もったりしたマントを取り付けた様子。ふんどしが見えにくいけど、確かに元のままの丸見えより、覗き込んでちらっと見えた!くらいの方が盛り上がるかも。

 そして、上写真の左側、会場内の入口から見て左奥の箇所が、いよいよ「魔法陣グルグル」の展示コーナー。一角は通路状になっていて、手前の壁にはキャラクター人気投票コーナー、奥の壁に魔法陣の紹介と原画展示ケースが。
 まず人気投票は、キャラクター8名…ニケ、ククリ、キタキタおやじ、トマ、ルンルン、ジュジュ、ギップル、レイド…のイラスト(漫画コマ切り出し)入りパネルが掲示されており、好きなキャラクターのパネルに投票(備え付けのシールを貼る)するという内容。このときにはククリが首位、以下はニケとオヤジとジュジュがいい勝負だったかな…。結果発表については何も掲示が無かったので、そのうちオンラインで行われると期待。
 その向かい側の壁の魔法陣紹介は、原作に登場するグルグル約20種を、それぞれB5版くらいのパネルにしたもの。魔法陣の形(「くさいにおいのネコ」等不明なものは「?」表示)と効果の説明、発動シーンを掲載。確定形がなさそうな「恋するハート」の魔法陣の形は、ハートの両側に渦巻き一つずつのシンプルなまとめ方。
 そして原画展示!左右2台並んだガラスの展示ケースの中に、カラー原画5点(上段)、白黒原画4点(下段)が並んでいた。このときの展示内容は以下のとおり。
カラー
 左ケース 上段左 13巻118頁(120章巻頭カラー「ヨンヨン召喚!!」)
       上段中 3巻カバー表紙
       上段右 5巻35頁(33章巻頭カラー「やっぱり笑ってしまった!!」)
 右ケース 上段左 11巻157頁(100章扉絵)
       上段右 3巻171頁(外伝2巻頭カラー「すごーい りっぱなおやしき!」)
白黒
 左ケース 下段左 3巻14頁(20章「おならぷう」)
       下段右 4巻52頁(第27章「ま 来るなら来い!!」)
 右ケース 下段左 5巻68頁(第34章「なんだ おにぎりになったのか?」ぎゅっ ぎゅっ)
       下段右 6巻34頁(第42章「左より出でよ破壊の神!」)
 どれも初見のように思えて、帰宅後にグルグル展の時の展示資料一覧と照合したところ、確かにいずれもグルグル展での展示資料とは異なっていた。「二番煎じの企画かな」と思っていたところもあったのだが、とても良い意味で裏切ってくれたことに感激である。…これがアシスタントさんが台詞わからずに神々しくトーン貼って、掲載されたガンガン見たら「おならぷう」だったというあのシーン!そしてわきにぎり!(笑) 外伝2の原稿も、こんな機会か、あるいは掲載誌を国会図書館に見に行かない限りはカラーで見られる事は無いであろう作品。会場はそんなに混雑しておらず、グルグル展よりずっとじっくり眺められたのも有難い限り。
 今回のイベント全体では、衛藤先生を含め10人近くの作者さんの原画や複製原画の展示が行われているものの、他の作者さんは壁のパネルにちょっとづつ、という内容。グルグル展の盛況を受けてか、これだけスペースを割いて展示して頂けているのは嬉しい限りである。

 さて会場はこの右手にももうちょいスペースがあるのだが、このときはサイン会開催のためそちらへの入場は規制されていたので、あとは入口右側の物販コーナーのみである。会場限定の企画として、1000円以上の買い物で抽選(商品に衛藤先生サイン入りポスターあり)、またアニメイト各店共通のフェアーとして、対象コミック3冊以上の購入でクリアーシート(グルグル2の絵柄もあり)プレゼントという企画を行っていたが、自分は両方とも見送り。ちなみにグルグル関係は、単行本がグルグル2の1巻とキタキタ各巻、そのほかDVD数種類を販売していた。このうち3冊購入プレゼントの対象になっているのはグルグル2の1巻のみの模様。
 この1巻、会期中の10月3日、ガンガンオンラインでのグルグル2の更新にあわせて発表された「”この1巻がキテる!!”フェア」でも、全国の書店で描き下ろしメッセージペーパーの配布があるとのことで…発売当初のポストカード攻勢といい、我々に何冊買わせる気だエニックスさん(笑。

 帰りがけ、出入口のところにイベントのチラシがあったので手に取ると、なにやら衛藤先生のイラストぽいものが。…なんだこれ。
チラシ一部拡大
 「ONLINE5周年の塔」というゆるキャラを衛藤先生が描き下ろし、その絵柄のスマホ壁紙がチラシに掲載のQRコードから期間限定でダウンロードできるとのこと。このキャラクター、この時点では公式サイト等にも現れて居らず、このチラシが初登場。折角のマスコットならもっとあちこちで使えば良いのに…と思っていたら、数日後にサイト上にも登場。なんか回ってる(笑。

 チラシを土産に、展示コーナーをもう一度回ってから会場退出。小規模ながらも充実した内容でした、この機会を作って下さったガンガンオンライン編集部の皆様、衛藤先生、ほか関係の皆様に感謝です。